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ハト対策


ハトとは

ハトとは、ハト目・ハト科に属する鳥類の総称です。 歩くときに首を前後に振る「首振り歩行」で知られています。
雑草などの植物の種子が主食ですが、ミミズなども食べることがあり、雑食です。 雛の間は、親の喉に嘴を差し入れて半消化物を食べます。
ハトの名前は、飛び立つときの音に由来しているのだそうです。 平和の象徴とされることもしばしばで、神社のおつかいとしても親しまれています。 日本では1980年代あたりから都市部を中心にハトによる食害や糞害が多発し、問題化しています。


ハトの特徴

・地球の磁場に敏感で、正確な方角に
 飛ぶことが出来ます
・栄養状態が良ければ一年中繁殖します
・全長は30〜35cm
・食性は雑食(植物の種子やミミズなど)
・ドバト(主に市街地で多く見られるハト)は、
 鳥獣保護法で捕獲・殺傷することが禁じられています





主なハトの害

・糞による悪臭
・建築物の汚損による不快感・洗浄費用がかさむ
・病気の媒介
  ・クリプトコッカス病
  ・オウム病
  など
・寄生するダニなどによる不衛生
・鳴き声による騒音
・農作物の食害


国内に生息するハトの種類

種類 アオバト カラスバト キジバト シラコバト カワラバト・ドバト
分布 本州
四国
九州
伊豆諸島
小笠原諸島
隠岐諸島
五島列島
南西諸島
北海道
本州北部
関東地方 日本全土
体長 約33cm 約40cm 約33cm 約33cm 30-35cm
体色 オリーブ色 茶褐色〜紫灰色 灰褐色 白〜灰色〜黒
主な生息環境 広葉樹林や針広混交林 平地や山林等で薄暗い場所 平地から山地の明るい森林 村落周辺の林 市街地
繁殖時期 6月頃 主に5〜6月 一年中 一年中
主な被害 ダイズなどの食害 ・糞による汚損
・糞による不衛生
・鳴声による騒音
その他       天然記念物、埼玉県のマスコットコバトン・童謡『はとぽっぽ』の鳴き声のモチーフ  


ドバトとカワラバトについて

イエバトは、伝書鳩やレース鳩として家禽化されたカワラバトのことです。 ドバトは、そのイエバトが逃げだし、再び野生に帰ったカワラバトのことです。 ドバトは、元々は狩猟対象でしたが、飼育されている鳩を誤射してしまう危険があるため、鳥獣保護法で保護されるようになった経緯があります。
様々な品種改良が施されたため、銀鳩のように真っ白なものから、カラスのように羽の黒いものまで、様々な種類がいます。


ハトの被害を防ぐために

1.エサを与えない
  栄養状態がよいハトは一年中繁殖します。
  このため、エサやりなどの習慣がある地域では、個体数が急激に増加してしまいます。

2.巣作りしやすい環境を与えない
  ・死角が出来てしまうような物を撤去(植木鉢など)
  ・死角になる場所を塞ぐ(室外機など)
  ・常に清潔な状態を維持する
    ※近くに巣やフンが残っていると飛来しやすくなります。
  ・徹底して追い払う(危険な場所と学習させる)
  ・集合住宅の空き部屋がある場合は、ネットを張るなどの対策をする。


ハトの駆除方法

ドバトは鳥獣保護法で保護されているため、捕獲・殺傷・卵や雛のいる巣の撤去などは都道府県知事の許可が必要です。 そのため、侵入防止・飛来防止することが重要です。
帰巣本能が強く、巣のある場所にはあらゆる対策をしても侵入を試みるため、効果が表れない事があります。

  1. 侵入防止用のネットで遮断する
    既に被害が進行している場合は勿論、あらゆる場面で効果的
  2. 鳩が止まれないように足場になる場所にハトよけマット・テグスなどを付ける
    階下への糞害防止に最適
  3. 忌避剤を散布・塗布する
    付近に巣や糞がある場合は、残っていると効果が得られない場合があります。
  4. 強力な磁気を放つ物をぶら下げる
    帰巣本能が強いため、巣が近くにある場合は効果が得られない事があります。
    近くに磁石に反応する物(金属の手すり等)があると効果が減衰します。



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