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シロアリ対策


シロアリとは

シロアリは、シロアリ科に属する昆虫の総称です。 名前の通り、アリ似た特徴を多く持っていますが、生物学的にはゴキブリの一員です。 また、体色についても白以外に茶褐色・暗褐色のような種類も存在します。
枯死した植物を好むので、家屋を構成する木材を食べてしまい、家屋の外観や耐久性に損害を与えます。
国内では、北海道の北部をのぞいて広く分布しています。 国内で多く見られるのは、ヤマトシロアリ・オオシロアリ・ダイコクシロアリ、アメリカカンザイシロアリの4種。
アリはシロアリにとって天敵で、見つかると餌食になります。そのため、通常は上手に潜伏しているようです。


シロアリの特徴

・主食は枯死した植物で、木造家屋の構成材や、木製の家財も食べる(ピアノなど)
・気温によって活動量に差は生じてくるものの、冬眠はせず一年中活動する
・春から初夏にかけて、新しい巣を作るため羽アリとなって飛来します。
・光や風を嫌う(明るいところ、風通しがよい所を通るときは土で道(蟻道)を作り移動します)
・種類により特徴が異なり、水を特に必要としない種類や屋根等の高い場所に生息する種類もいます。

このような場合はシロアリに注意

・床が沈む(ブカブカする)
・壁(外壁、内壁、浴室のタイル等)にヒビが出来る
・窓、ふすま、雨戸の閉まりが悪くなる
・家屋の柱や梁などの内部を食害し空洞化させる
 (地震などで食害部分から家屋倒壊する例も)
・木造の家具(ピアノなど)の内部に潜伏して食害する。
・浴室の窓枠、敷居が水ぐされしている。

住まいに潜む主なシロアリの種類


種類 ヤマト
シロアリ
イエ
シロアリ
ダイコク
シロアリ
アメリカカンザイ
シロアリ
生息
地域
寒さに強く、北海道北部を除いた日本全土に広く分布 本州は千葉県から山口県までの太平洋側と、九州・四国・沖縄に分布 南西諸島・小笠原諸島に分布 日本各地にまばらに分布
体長 職蟻:4〜5mm
兵蟻:4〜6mm
有翅虫:5〜8o
職蟻:3〜5mm
兵蟻:4〜7mm
有翅虫:7〜10mm
職蟻:5〜6mm
兵蟻:4〜6mm
有翅虫:5〜6mm
職蟻:6〜9mm
兵蟻:8〜11mm
有翅虫:7〜8mm
※有翅虫の体長は翅の長さを含んでいません
体色 職蟻:白色
兵蟻:白色
  (頭部は褐色)
有翅虫:黒褐色
職蟻:淡黄色
兵蟻:淡黄色
  (頭部は褐色)
有翅虫:黄褐色
職蟻:黄白色
兵蟻:黄白色
  (頭部は褐色)
有翅虫:黄褐色
職蟻:黄白色
兵蟻:黄白色
  (頭部は褐色)
有翅虫:黄褐色
加害場所が巣を兼ねる 床下・地中・天井裏・庭木の中などに排出物や土砂で固めた巣を作る 加害場所が巣を兼ねる
蟻道 断面は長円形 餌取り蟻道:断面は断面が三日月形か半円形
水取り蟻道:直径1〜5cmほどの円筒状
蟻道を作らない
主な
被害
台所や浴室など、水回りの床下にある湿材を集中的に食害する 水を運ぶ能力があり、食害に利用するので、食害速度が速い 乾燥に強く、特に水分を必要としない。
家屋を構成する乾材や木製家具などを食害する
家具や梱包材などに潜んで侵入 空から侵入するため、地下以外にも被害が及ぶ
群飛
時期
4〜5月 6〜7月 5〜8月 6〜9月
走光性 なし あり あり なし
※走光性・・・光に集まる習性のこと

シロアリの被害を防ぐために

白蟻が棲み着きにくい環境を整える
床下や建物周辺から、木片・木くず・落ち葉・木の杭や柵・動物の死骸などを無くす
定期的に家屋の防蟻処理をする
シロアリの形跡が見られた場合は、まず専門業者へ依頼する事をお勧めします。
床下の風通しをよくする(換気口の前に物を置かない等)
木造家屋、木製家具を避ける

シロアリの防除方法

1、殺虫剤・殺虫器などで駆除
2、忌避効果のある薬剤による浸食防止
3、被害の大きい場合は、必ず専門家に調査を依頼してください。



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