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アライグマ対策


アライグマとは

アライグマ(洗熊)とはアライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類を総称していいます。
「食べ物を洗って食べるという習性から、名づけられた」と一般的に広まっていますが、実際には「前足を水中に突っ込んで獲物を捕る姿が手を洗っているように見えるため」というのが由来です。飼育下では食べ物を水につける動作が見られます。

体長はおよそ40〜60cm、尻尾の長さは20〜40cmほどで、灰褐色の体毛をもち、目のまわりから頬にかけて黒い斑紋があります。
タヌキに非常に似ており、長いふさふさとした尾に黒い横縞があるのが大きな特徴です。
また、アライグマの足は白っぽく、耳に白い縁取りがあります。
クマなどと同じく、かかとをつける蹠行性(しょこうせい)という歩き方をするため足跡は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつきます。

基本的に水辺近くの森林に生息しますが、湿地や農耕地、海岸や都市といった幅広い環境に適応できます。

アメリカなどで国民的な動物として昔から広く愛され、その可愛らしい風貌からペットとして人気がありました。
一方で、幼少期においては人に懐くが、成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人が飼育するのは非常に難しいという問題もあります。

元々日本には生息していなかったが、飼育個体が脱走し、天敵がいなかった為、短期間で増加しました。
現在、農作物や家畜、ペットへの被害、家屋への侵入などの問題が深刻化しています。

現在の日本では、アライグマは外来生物法により特定外来生物に指定されているため、
無許可での飼育、譲渡、販売は禁止されています。





アライグマの特徴

  • 夜行性だが昼でも行動する事がある
  • 糖度の高い作物を好むが、雑食で様々なものを食べる
  • 器用な指を使って獲物を取る
  • 学習能力が高い
  • 成獣は力が強く、重い障害物を動かす
  • 穴を掘る事は苦手
  • 視力はあまり良くない
  • 人畜共通感染症をもっている
  • 繁殖時期は春だが、秋に再繁殖する事がある
  • 足跡が残りやすい
  • 山間部や海岸部、都市部など様々な場所に生息する
  • 自ら巣を作らず、樹木や家の屋根裏、他の動物が作った巣に住み着く
  • 泳ぎ、木のぼりが得意で、行動範囲が広い
  • -4℃で冬ごもり(半冬眠)をする
  • 発情期や、突発的な遭遇、追い詰めたり、捕獲すると気が荒くなる
  • 許可無く飼育、譲渡、放獣、捕獲する事は禁止されている


主なアライグマの害

  • 農作物の食害
  • 家畜、ペットを襲う
  • 民家、倉庫、神社などの屋根裏に侵入する
  • 屋根裏に住み着き糞による悪臭や騒音
  • 他の動物の巣を略奪する
  • 感染症の媒介(※危険な寄生虫「アライグマ回虫」をもっている)
  • 生ゴミを漁り散らかす
  • 手が器用で力が強く、捕獲器をこじ開ける事がある


アライグマの被害を防ぐために

● 餌付けをしない
農作物を収穫した後の野菜くず、ペットの餌の食べ残し、生ゴミはアライグマの餌になります。
金魚やコイも狙われます、室内へ水槽を移動したり、網を張る等の対策をする。
● 侵入を防ぐ
天井裏への侵入口となる隙間を金網などでしっかり塞ぐ。
(障害物を置いただけでは、手で移動される事があります。)
民家や畑の周囲の雑草を刈り、見通しを良くする。
倉庫、廃屋など人気のない建物はこまめに見回りをする。
● 感染症を防ぐ
アライグマ回虫などの被害を防ぐため、庭作業や公園で遊んだ後は、しっかり手を洗いましょう。
● 自治体に相談
被害が大きくならないよう、発見した場合は早めに自治体に相談して下さい。


アライグマ対策について

  1. 捕獲器で捕獲する
    ・捕獲器はアライグマの寝床、餌場周辺、通り道に設置します。
    ・屋根裏に侵入する場合は、侵入口付近に爪あとが見られます。
    ・雨上がり等で地面が濡れている場合は、足跡を発見しやすい。
    ・アライグマは鳥獣保護法で保護されていますが、農作物や生活被害を発生させている個体に限り、自治体の許可を受けたうえで捕獲することができます。
    ※詳細はお住まいの自治体にお問い合わせ下さい。
    ・アライグマは力が強く、器用なので、捕獲器の隙間をこじ開けて逃げる場合があります。捕獲器はこまめにチェックしましょう。
    ※捕獲したアライグマを野外に放つことは禁止されています。
  2. ニオイの出る忌避剤で追い払う
    ・屋根裏に侵入された場合は、侵入口から遠い場所で使用し、追い出します。
    ・屋内では、害虫やネズミ用などのくん煙剤、忌避剤で追い出し効果があります。
    ・追い出したあとは、侵入口を金網などで塞いで下さい。
    ・餌場と認識した場所には、効果が表れにくい。
  3. 電気柵で侵入を防ぐ
    ・登ることが得意な為、フェンスを越えられることがあります。
    ・フェンスを設置する場合は、電気柵を併用すると効果的です。
    ・電気柵は、高さ約10cm間隔で、3〜4本電線を引くと効果的です。
    ・穴を掘る事は苦手です。





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